今回は白内障手術で使用する眼内レンズを紹介いたします。
白内障手術の際に混濁した水晶体を摘出し、透明なレンズを眼内に挿入します。
当院では現在2種類の眼内レンズを採用してますが、どちらも直径6mmで、
2.4mmの切開創から挿入できます。
インジェクター(注射のようなもの)からレンズが眼内に入り、眼内でゆっくりと開いていきます。
以前はレンズの直径分(例えば6mm)の切開創からレンズをしていた時代もありましたが、
現在ではほとんどの施設でインジェクターを使用し、小切開での手術をしています。
そのため、術後の乱視(目の歪み)も少なくて済み、傷が小さいため術後の回復も早いです。
手術の説明の際に実際に眼内に挿入するレンズを患者さんにお見せするのですが、
皆さん『こんなに小さいものなんだ!!』と驚いてくれます。
担当:院長