水晶体は嚢という透明な袋に包まれており、白内障手術の際は
水晶体前嚢と呼ばれる袋の前面を丸く切開し、中身の混濁を取り除きます。
(水晶体の構造;前嚢および後嚢の厚さは0.2μm !!)
前嚢を丸く切開する際に、下の写真にある前嚢摂子という器具を使用します。
(前嚢摂子;先端が繊細で小さい傷口から手術可能です)
水晶体の前嚢は厚みが0.2μmと非常に薄い組織であります。
0.2μmの厚みとは、1mmの5,000分の1 であるということを
改めて考えてみると、非常に繊細な手術だということ再認識させられます。
担当:院長